北杜市のよさこいチーム「甲斐の国 小粋」(輿水稔代表)は、東日本大震災の被災地で、踊りを通じ住民と交流する活動をしている。3月から始め、19、20の両日も宮城県石巻市を訪れる。輿水代表は「これからも踊りで元気を届け、復興を後押ししたい」と話している。
2003年に結成した同チームは現在、保育園児から60代まで約35人が北杜市高根町を中心に活動する。地元の祭りやイベントに参加するほか、デイサービスセンターへの慰問などにも力を入れてきた。
ことし2月、輿水代表が石巻市でボランティア活動をしていた友人の誘いを受け、石巻市を訪問。物資を支援するなどしたが、いまだにがれきが山積みとなっている光景を目の当たりにした。「もっと自分たちにできることはないか」と感じ、被災地でよさこいを披露することを決めた。
3月にはメンバー12人が石巻市と東松島市を訪問。3カ所でよさこいを披露した。「津波でよさこいの衣装も鳴子も流された」と語り、途中から踊りに加わるなど、喜ぶ人も多かったという。
今回はメンバー9人が石巻市を訪問。20日に仮設住宅の集会所で踊り方を教える。鳴子をプレゼントし、一緒によさこいを踊ってもらう。食料品やタオルなどの物資も届ける。
今回被災地を訪ねる高根北小学校の植松真奈美さんは「みんなを元気付けられるような踊りを披露したい」と意気込む。輿水代表は「将来的には、被災地のよさこいチームと一緒に、踊ることができればうれしい」と話す。
(写真)被災地でのよさこい披露に向けて、練習に励むメンバー=北杜市
【山梨日日新聞社 5月19日掲載】