平山さん母娘が絵本を寄贈
日本画家故平山郁夫さんの長女で、詩人の平山弥生さんが文を書き、妻で平山郁夫シルクロード美術館長の平山美知子さんが絵を描いた絵本「いちりんの花」が28日、北杜市に寄贈された。
絵本はB5判で32ページ。一輪の花が大地に咲き、人類の争いで一度は焼かれてしまっても、また一輪の花が大地に咲き広がるというストーリー。花を希望と再生の象徴として表現し、「私たちは 深い 深い悲しみからまた 歩き出せる」と書いている。弥生さんが美知子さんにフロント面の絵を依頼したのがきっかけで、共同制作となった。
美知子さんは、郁夫さんと東京美術学校の同期生で、郁夫さんの画業を支える道を選んだ。郁夫さんは生前、「私が死んだらまた絵を描いたらどうだ」などと話していて、美知子さんは今回作品に協力することを決めたという。
同日は弥生さんと美知子さんら3人が市役所を訪れ、白倉政司市長に200冊を寄贈。市は図書館や学校、保育園などで活用する。白倉市長は「とても感謝している。大切にしたい」と話していた。
(写真)絵本「いちりんの花」を寄贈する平山弥生さん(中央)と美知子さん(左)=北杜市役所
【山梨日日新聞社 2月29日掲載】


