2011年06月16日(木)
“ヤマネ陸橋”の映像を公開 通行の状況把握へ
あなたもヤマネの“調査員”になりませんか-。財団法人キープ協会などでつくるアニマルパスウェイ研究会は、北杜市の清里高原に設置した小動物用の横断陸橋(アニマルパスウェイ)の記録映像を、専用サイトで公開し始めた。パソコン画面で陸橋を通るヤマネなどの姿を発見、報告してもらうことで、陸橋を通る小動物の状況把握と、環境保全への関心を高める効果を狙っている。
陸橋はヤマネなどの小動物の生息域が分断されたり、道路横断中の事故遭遇などを防ぐために設置。同市大泉町西井出に2007年に1号機を、10年に2号機を設けた。陸橋にはビデオカメラが固定され、ヤマネやヒメネズミなどが行き交う様子が撮影されている。
今回、サイトで公開を始めたのは、1号機東側のカメラで昨年9~11月の計44日間撮影した一部時間帯の映像。映像は1時間ごとに分割したファイルでダウンロードできる。
映像を見る人が動物を発見したときは、動物の種類や行動の様子を報告欄に入力する。入力データは観察結果としてサーバーに送信、蓄積される仕組みで、協力者は確認作業が終わっていない時間帯を選んで調査する。
映像公開は、横断陸橋の効果を確かめ、普及につなげる目的。研究会メンバーでキープ協会やまねミュージアムの湊秋作館長は「手軽に観察できるので、多くの人に協力してもらいたい」と話している。
サイトのアドレスはhttp://www.animal‐pathway.jp/monitor/start.htmlで、同研究会のホームページからもアクセスできる。
(写真)アニマルパスウェイを設置し保護に努めているヤマネ(キープ協会やまねミュージアム提供)
【山梨日日新聞社 6月16日掲載】


