北杜市大泉町在住のグラフィックアーティスト、小池愛さん(30)がデザインしたキャラクターが人気を集めている。昨年から都内の雑貨店に関連商品の専用ブースが設けられたほか、県外企業からキャラクター使用の依頼もきている。小池さんは「多くの人に作品を見てもらい、北杜発のキャラクターが全国に広まればうれしい」と期待している。
小池さんがデザインするキャラクターは、ウサギの女の子「ティキ」と、黄色い鳥の男の子「パフィー」。二人は作品の中で世界中を旅行し、「関係は友達以上恋人未満。どちらかが勇気を出した時に手をつないでいる」(小池さん)という。
小池さんは峡北高(現北杜高)を卒業後、英語と音楽を勉強するためにカナダに留学。趣味の一環で切り絵を楽しんでいたが、現地のアニメーション会社への就職を機に、コンピューターを使った本格的な作品づくりを始めた。
「ティキとパフィーはいつの間にか完成していた」と言う。帰国した二年後の二○○六年に初の個展を市長坂町中丸の「清春 旅と空想の美術館」で開いたところ、「ほのぼのした雰囲気に加え、無表情のキャラクターに愛着がわく」と人気は徐々に広がった。
昨年から東京・新宿の雑貨店「ままちゃや」にバッグや原画、ポストカードなどの販売コーナーを開設。県内でも北杜市高根町の清泉寮や萌木の村にグッズが並び、県外の企業からは「広告や商品にキャラクターを使いたい」との申し込みが寄せられているという。
「清春 旅と空想の美術館」では七月六日まで、「ティキ」と「パフィー」がドイツを旅する作品を展示している。
小池さんは「これからも、見る人がおもわずほほ笑むようなデザインを描いていきたい」と話している。
(写真)販売しているオリジナルエコバックを持つ小池さん=北杜市の「清春 旅と空想の美術館」
【山梨日日新聞社 6月26日掲載】