神代桜をオーストリアへ植樹 カラヤン生誕100年で自宅などへ
北杜市武川町山高の国天然記念物、「山高神代桜」を含む日本三大桜の苗木が四月、オーストリア・ザルツブルグに植えられる。同地出身の指揮者カラヤン(一九○八-八九年)の生誕百年の記念事業として、カラヤン財団などが親日家の同氏が好んだという桜の植樹を計画。「根尾谷淡墨(うすずみ)桜」(岐阜)、三春滝桜(福島)の苗木と合わせて、海外の地で三大桜が共演する。
カラヤンはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督を務めたほか、日本では東京・サントリーホールを設計。指揮者小澤征爾さんらを指導している。
植樹は、同財団や、外国との交流イベントを手がける会社「フランス・カルフール」(東京)などが企画。三大桜の苗木は既に現地に空輸していて、カラヤンの誕生日である四月五日に自宅や墓などに植える。七月には自宅近くの公園で、サクラを前にした屋外コンサートも計画している。
神代桜は、樹齢二千年とされるエドヒガンザクラ。今回は、十年ほど前から苗木を育てている元北杜市職員の三枝基治さん(58)が育てた樹齢三年、高さ七十五センチほどの十本を送った。
三枝さんは「地域の宝である神代桜を広めようと苗木を育ててきたが、海外へ送ることになるとは思わなかった。大事に育ててほしい」と要望。フランス・カルフールの担当者は「日本とオーストリアの交流促進にもつながってほしい」と話している。
(写真)苗木がオーストリア・ザルツブルグへ植樹されることになった山高神代桜(2007年)
【山梨日日新聞社 3月31日掲載】








