2010年01月27日(水)
アライグマの生息域拡大か 駆除の区分けを見直しへ
野生化したアライグマの駆除について協議する県特定外来生物対策検討会が26日、県庁で開かれ、県内でのアライグマ目撃情報が本年度は71件に上ったことが報告された。現段階で前年度を16件上回っていて、生息域が拡大しているとみられる。
県みどり自然課によると、アライグマは輸入や飼育が原則禁じられた特定外来生物に指定されている。雑食で繁殖力が強いため、生態系や農作物などへの被害が懸念されるという。
本年度、目撃された地域は上野原や甲府、笛吹など。8月には、これまで目撃情報がなかった増穂町内の水田近くで初めて足跡が見つかった。また、捕獲頭数も10頭となり、初めて2けたに達した。
一方、策定を進めている防除実施計画については、生息域が拡大する可能性などを考慮。目撃情報などを基に異なる駆除目標を設定した「重点対応地域」「緊急対応地域」「要注意地域」の区分けを見直すことにした。
県は今後、防除実施計画案についてパブリックコメントを実施。県環境保全審議会に諮り、最終的な計画を策定し、今夏から、計画に基づいた駆除を進めていく方針としている。
【山梨日日新聞社 1月27日掲載】


